東北被災地を忘れない!2019 仙台駅⇒相馬駅ライド 20190309

東日本大震災から8年、今年は仙台駅から相馬駅まで自転車で走りました。震災から4年目の2015年に「東北被災地を忘れない!400キロリレーライド」のフィナーレで走ったとても思い出深い区間です。

仙台駅を出発してしばらく走ると海岸線沿いの道、仙台空港から仙台港に続く物流を主とする県道10号線にぶつかります。この宮城野区辺りはには高い防潮堤が出来ていました。宮城県では沿岸部にこのような高い防潮堤を築きその上は幹線道路になるように造られているようです。仙台から北上して石巻や辺りもこのような風景が続きます。また南下しても亘理から相馬港辺りまで断続的にこの風景が続きます。断続的ではあるけど石巻港から相馬港あたりまでこのような防潮堤と防潮堤上に幹線道路が繋がるのようです。
しかし、福島県の富岡からいわき辺りでは防潮堤と並行する道路は幹線という広さではなくて、堤防上は公園が作られてるところが多いように思えます。県によって防潮堤の作り方や活用方法が異なるように伺えます。

津波で甚大な被害となった閖上地区、中学校はなくなり大規模な造成が進み、復興住宅が立ち並んでいました。

日和山と慰霊碑、慰霊碑の高さ8.4mは押し寄せた津波の高さを表しています。

閖上中学校遺族会の方が中心となり様々な活動をしている「閖上の記憶」でビデオを見ることができました。またここでは子供たちが作ったたくさんの作品を見ることができます。震災と津波で失ってしまったもの、どのような事が起こり、どのようになったのか。当時子供たちが記憶を整理し前に進もうとしたのか、うかがい知ることができます。

仙台空港近くまで南下すると一軒の日本家屋が当時のままで保存されています。ここだけが時間が止まったように思えます。

岩沼の「千年希望の丘」です。

当時はここに線路がひかれ山下駅を出発した常磐瀬が走っていました。津波で新地・坂元・山下の3駅は線路や駅舎が津波で流されたため今は1キロほど内陸に入ったところに線路と駅が新設されています。

旧山下駅と駅前の橋元商店、旧坂元駅は防潮堤・幹線道路の下のようです。
講堂上三角の屋根裏部屋で一夜を過ごして助かった子供たちと教職員、長浜小学校跡です。風にたなびく黄色いハンカチが印象的です。

相馬港から松川浦へ、たこ八で美味しいホッキをいただきました。

この先浪江駅まで走り、代行バスで富岡駅、常磐線で東京へ戻る予定でしたが、時間の遅れて強い向かい風のため大洲松川ラインを走り相馬駅から帰宅となりました。当時大洲松川ラインは津波で大きく破壊されていたのでもうここを自転車で走れる日が来るのだろうか?、と思うほどでしたが津波に強い堤防に生まれ変わってすらばらし景色を見せてくれました。力強さを感じます。

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gps trackmap & profile
合計距離: 95154 m
最高点の標高: 115 m
最低点の標高: 6 m
累積標高(上り): 774 m
累積標高(下り): -869 m
総所要時間: 07:56:28