【Petit-BeRu】自転車を安全に楽しむために

自転車を安全に楽しむためには、自転車のタイプとその特徴と性能を正しく知ることがとても大切だと思っています。これは「用途によって自転車を使い分けましょう」とか「この自転車だとこのコースは走れないのかぁ~!」ということではないです。

お気に入りの自転車を大切に、いつまでも一緒に楽しみたいからこそ・・・走る場所や環境によって走り方や考え方をを変えて自転車を楽しむこと!・・・それがとても大切だと日頃のライドで感じます。特に気を付けなければならないことは様々な特徴を持つ自転車が同じ道を共有していること。この事を正しく理解することで安全に楽しく走れるのではと思います。

【自転車の車種と楽しくなる速度、楽しくなる時間と距離】

【シティサイクル・軽快車・ママチャリ】
通称ママチャリや通勤通学チャリ、最近では電動アシスト自転車もありますね。自宅から近隣の商店や駅、学校などへの移動を目的に、また子供から大人までの利用を想定し服装も選ばず乗れるように設計されています。
自転車歩行者道を安全に通行できるよう視野を広くとるために乗車は垂直で旋回性を重視した設計。急停止しても転倒しにくいように足を地面に着けるサイズでスピードもギア比で自歩道走行に最適化されています。

【ミニベロ・フォールディング・小径車】
ミニベロやフォールディングなどと呼ばれる小径車は折畳ができるものも多く保管場所の節約や手軽に携帯/車載ができるよう設計されています。ほとんどがレジャータイプですが一部スポーツタイプにカスタマイズされたものもあります。コンパクト化と折畳構造を重視しているためタイヤが小さくなることからギア比はタイヤを高回転するように設定され旋回性が高く設計されています。電車や車で積んで移動し、行先の市内移動などに利用しやすいように最適化されています。

【マウンテンバイク】
マウンテンバイクやダウンヒルバイクは、文字通りオフロードの山や谷を楽しめるように設計されいます、タイヤも泥道や砂利道に対応できる太いブロックタイヤが装着され前輪あるは前後輪にサスペンションを実装、ギア比も低速側を重視し急な上り坂を楽に上り、ブレーキも泥や雨に強く急下り坂を安全に下れるよう最適化されています。

【クロスバイク】
クロスオーバーバイクは、マウンテンバイクとロードバイクの双方の利点を取り入れて設計されています。マウンテンバイクの旋回性やブレーキ性能、ギヤ比などの継承し自歩道などでも安全に走ることが可能です。またロードバイクの軽量性と舗装路用タイヤなどを継承し舗装された車道を一定の速度を維持して走行することが可能です。

【ロードバイク】
ロードバイクは、文字通り舗装された車道を楽しめるように、直線的な道路を楽に走り、信号や一時停止などに対して無理なく減速して止まれるように設計されています。また、長時間の疲れを逃すため、あるいはより速度を上げたりアップダウン時の姿勢変化ためにドロップハンドルを採用し乗車姿勢の自由度を持たせるなど、長時間/長距離ができるよう最適化されています。
たくさんの荷物を積んでより長距離を走ることを目的としたランドナーやスポーティーにカスタマイズされたスポルティーフなどもあります。

【タイムトライアルバイク・TT】
タイムトライアルバイクは、文字通り一定の距離の時間を競うためのバイクです。
乗り手のパフォーマンスを短時間で最大限を発揮させるために、体に合ったサイズに調整し直線が多いコースを無停止で走行することを想定、空気抵抗が少なく、また力の伝達ロスも少なく競技用に最適化されています。
レース用としては舗装路用TTバイクと悪路を含むコースを走るシクロクロスバイク(ロードとマウンテンバイクのクローバー)がありますね。特にタイムトライアルバイクは走りだしは重いものの、一度スピードが上がると減速しにくく、長時間・長距離を高速で巡行できるように最適さ荒れているようです。

このように、いろんな種類の自転車がありますが、「レジャーとしてサイクリングを楽しむため」にはどうすればよいでしょうか?。それは「ゆっくりしたスピードの自転車に合わせる」ことだと思います。どの種類の自転車に乗っていても「郷に入れば郷に従う」の心を忘れないで!。
軽快車が多く走る街中は軽快車のスピードに合わせる、河川敷道路なども同じですね。イライラすることもなくなり、ゆっくり景色を見ながら走りましょう。軽快車の間を縫うこともなく、安全に楽しく走ることができるでしょう。

・街中や商店街などの自歩道を通行すときは、歩行者(5㎞/h)~軽快車(15㎞)に合わせて通行、時には歩行者に合わせて押し歩きしながら周りの景色や商店街の店先を楽しみましょう。

・河川敷道路や自転車道を走るときは、歩行からランナー、軽快車、クロスバイク、ロードバイクなど方が共有しています。混雑しているところ、閑散としているところ、その場その場の状況を見ながら、もっともっとゆっくりのスピードの方に合わせることにより楽しく安全に走れるのではないでしょうか。

・車道を走る場合は、車との速度差を意識することが大事です。また自転車は常に車から追い越される立場であることを理解して、蛇行運転にならないように注意しましょう。進路変更や交差点の通過では後方から迫る車とのアイコンタクトやハンドサインがとても重要です。

【参考資料-丸の内からの距離-10㎞/20㎞/30㎞/40㎞/50㎞・・・100㎞】



【参考資料-主な峠の登坂比較】