TOKYO BIKE TOUR を実現させる会
先日「TOKYO BIKE TOUR を実現させる会」の方とお会いする機会をいただきお話を伺いました。TOKYO BIKE TOUR開催に対する思いや東京における自転車の楽しみ方、自転車活用への期待や役割などから、近年普及してきたシェアサイクル、課題のタンデムやベロタクシーへと話は広がりました。
「TOKYO BIKE TOUR を実現させる会」は1万人規模の市民サイクリングを都心の幹線道路を封鎖し自転車専用のコースを設け、来年2018年5月5日(土)の開催を実現するため日々活動していらっしゃいます。
お話しを伺う中で2000年ごろに東京でも行われていた「クリティカル・マス 」を思い出したり、大島さんや津田さんから伺った夢舞いの発足当時の事を思い出しました。
東京夢舞いマラソンは、世界各国のマラソン大会に参加してきた大島幸夫さんらが「一部の選手のための競技志向ではなく市民が楽しめる3万人規模の市民マラソンを東京の中心で開催しよう!」という大きな夢を掲げて2001年に始まりました。2007年の東京マラソン開催により使命を達したわけですが強い夢舞いファンから要望や海外で行われる開放的な市民マラソンを望む声もあり現在も継続しています。
ボストンマラソンやニューヨークシティマラソンなど海外の市民マラソンではランナーはもちろんですが、車いすやインラインスケート、ローラースケート、キックボードなどさまざまな方々が思い思いのスタイルで楽しめる文化があります。東京夢舞いマラソンもマラソンにこだわらず、参加者も、街に暮らす方も、ボランティアも・・・そこに集まるみんながが楽しめるイベント開催を目指してきました。
夢舞いマラソン開催に至る経緯などは大島さんの著書「市民マラソンの輝き―ストリートパーティーに花を!(岩波書店)」を一読いただけたら幸いです。
東京マラソン開催後は「東京の街を車から人へ」といメッセージを掲げて2008年からポタリングが加わり「東京夢舞いマラソン/ポタリング」として新たにスタート、ランナーとサイクリストが一緒に走る大会へと進化しました。
「ゆ」ユニバーサルデザインで・「め」目抜き通りを・「ま」祭り気分で・「い」粋に・走り楽しむ!。
市民サイクリング + 市民マラソン = 市民の街「楽しむ未来都市東京」へと繋がるのだろうと思います。
夢舞いでは社会/地域に負担をかけないというエコな開催とボランティアの力だけでできることなどの理由から道路封鎖などを行わず比較的空いている10月3連休の真ん中に開催していますが、東京マラソンのように都心の道路を自転車に解放して自由に東京の街をサイクリングする事ができたら素晴らしい一歩だと思います。
環状線や首都高速、レインボーブリッジなどを交通規制により自転車に解放する事もとても興味があります。1万台の自転車が普段は入ることの出来ない「自動車専用道路」を駆け抜けると思うとワクワクします。
上野から新橋までの中央通りは東京の「見抜き通り」です。上野公園から御徒町、秋葉原、神田と続き、日本国道路元標の日本橋を渡り、京橋、銀座、新橋へと日本を代表とする町が並びます。そこから一歩脇道に入れば古くから続く問屋や世界の高級ブティックが立ち並び、新橋から先は汐留、東京でいちばん新しい環状2号線へつながり、外せない道路でしょう。また、近年夢舞いマラソン/ポタリングでもコースに組み込む事が難しい下町の生活道路も魅力的だと思います。近代的な官庁街やお台場地区に加え昔の景観が残る谷根千や台東/墨田などの「下町路地裏通り」を走り地元の方とのふれあいがもてたらさらに素晴らしいと思います。地元の方の理解とタイアップが必要ですが、実現できたら海外からも人気のサイクリングイベントになると思います。
「TOKYO BIKE TOUR」にはたくさんの可能性があり、これからの活動がとても楽しみです。また、夢舞いを通じての情報共有やPoTaBeRuでもなにかお手伝いが出来ると期待しています。
“TOKYO BIKE TOUR-集まれ市民サイクリスト!参加希望を1クリック” への5件のフィードバック
私自身も参加したい、実現したい、と思えるイベントなので、賛同します。ぜひ、協力させてください!!
竹内さん、コメントありがとうございます。
たくさんの仲間と都心を気持ちよく!楽しく!走りたいですね。
みんなの心が一つになれば必ず実現できます!。
こまめに情報発信していきますので引き続きよろしくお願いします。
最初は「踊る大捜査線でも実現できなかったレインボーブリッジや首都高を本当に封鎖しての自転車イベントなんて実現できるのか」と半信半疑でした。
しかし、月日が経ってこれだけ多くの参加希望者やスポンサーが集まってくると何故か「単なる夢物語では終わらないんじゃないか?もしかして、もしかすると本当に実現できてしまうのではないか」という期待に変わっていきました。
勿論、実現させる為には多くの問題をクリアしていかなければならない為、主催者の皆さんは私たちの想像も及ばないレベルにまで目を配らせて大変な思いをされていることと思います。
かつて思い描いた、首都高やレインボーブリッジなどの自動車専用道路を自転車が走るといった夢物語が本当に現実のものとなる日がくることを心底楽しみにしております。
竹内さん、「踊る大捜査線」なつかしいですね~。当時から時代もエコロジーや少子化・高齢化、健康促進ーーー時代は大きく変わって来ていますので実現の可能性は期待出来ると思いますヽ(^0^)ノ。
これが実現すれば、自転車にとってより優しい環境つくりのきっかけになるでしょう。
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